「帰省」は地元を離れて暮らす者の特権かもしれない。
「帰る田舎が欲しい」と同僚に言われた際にそう思った。
ちょうど帰省を終え、住んでいる街に戻る新幹線の中でこれを書かはじめ、今は住んでいる街の行きつけの中華料理屋で続きを書いている。トマトと卵を混ぜただけで何故こんなに美味いのか。そして日常に戻ってきたなぁ。
今回の「帰省」は実に5年ぶりで、久々のせいか、自分の中で新鮮に思える感情があった。
以前までのそれは、よく言うノスタルジーで。
昔よく行った場所や親しくした人に会うことで懐かしさを感じる。感情の大部分はそのようなものが占めた。
今回は少し違った。それは家族という存在の大きさを感じたことだ。自分がどんな状況にあっても「確実に味方になってくれる」。今の自分にとっては唯一の心の拠り所なのかもしれない。
社会人になって10数年経った。ずっと1人で見知らぬ街を転々とし暮らしてきた。仕事は色んな意味でうまくいかない方が多かった気がする。そんなこんなでも何とかやっていけてるのだが、少し歳を取ったことで上で書いたような感情に気付けたのかもしれない。
ノスタルジーな部分もあった。
昔、部活の前の腹ごしらえによく食べていた「デンマークロール」という菓子パン。
昔は60円くらいだったと思うが昨日買ったら120円だった。ただ味はあの頃のままだ。
砂糖の塊がベトっと乗っているだけでどうしてこんなに美味いんだろうな。
広島土産にもみじ饅頭もいいけど、ネットや東京で買えちまう。デンマークロールは東京で探しても売ってないし広島に行った際は是非。(個人的には土産は乳団子もお勧め)
それから、、立ち寄ることができた新スタジアム。
ここから新しい歴史が始まるんだな。県民性が良い意味でミーハーなのと前のスタジアムが超見づらかったので、そのギャップに驚きリピーター爆増からのチケット入手困難の未来は見えてます。コアサポは素直に喜べない問題になってきそう。。
最後にRIP爺ちゃん。
小さい頃、自転車の後ろに乗せてもらって毎日送り迎えしてもらったなぁ。
原爆の爆風でふっとんだことを笑い話にしてよく教えてくれる優しい人だった。
どうぞ安らかに。
こんな感じで、特にテーマ絞らず週イチくらいで何かしら書いて行ければよいのかなと思います。